選択と後悔

人生を振り返ってみて、あの時の選択は
決定的なミスだった、という後悔があるという
方も、いらっしゃるかもしれません。

現状が満足いかないものであればあるほど、
後悔の気持ちも大きく、ことあるごとに
思い返してはため息をついているのでしょう。

過ぎてしまったことを後悔しても、何にも
ならないのは分かっているけれど、でも
気づけばまた同じことが頭をグルグル。

あまりにも苦し過ぎるけれど、どうしたら
良いのか分からず、もう何年もそんな状態
だというお話を伺うこともあります。

感情解放のワークでは、後悔は、自責の念
と並んで「感情逃避」の一種だと
お伝えしています。

つまり、ダイレクトに受け止め難い感情から
逃避するために、後悔という思考活動をして
紛らわせているのです。

もちろん、後悔したからと言っても、決して
楽になるわけではないのですが、辛すぎる
感情をダイレクトに感じるよりは、ずっと
マシ、というわけです。

私たちは毎瞬、何かしらの選択をして
人生を生きていますが、一方を選択して
それが期待していたよりも良いものに感じられ
なかったとき、私たちは「失敗した!」と思います。

Aではなく、Bを選択すればよかった!と
後悔するのですが、多分その人はBを選んでも、
今と同じくらい、その現実の中で苦しんだ
だろうと思います。

なぜなら、その人がAを選択した動機が同じように
Bを選択した時にも在り方に包含されているので、
その要素はBという現実にも現れてくるだろうと
言えるからです。

たとえば、惨めさや無価値感という要素を持った
人がある選択をする時を見てみましょう。

Aは見た目はとても華やかで美しく、きっとこれを
手に入れればみんなの注目の的。優越感を感じる
ことができる。

Bは地味で見た目はパッとしない。けれど安定感が
あって親もこちらの方を望んで強く勧めて来る。

こんな選択肢があって、結局この人は親の希望に
逆らうのが恐くてBを選んだとします。

結果、この人は人並みの「幸福の形」を手に入れ
ましたが、心底望んでいたものでもなかったので、
ちょっとしたことで、

やっぱりAを選んでおけばよかった。

と後悔し、うまく行っているように見える人を
見ては羨み、自分の身の上を惨めに感じています。

この状況で、この人はAを選んだとして、
思っているような優越感を感じる人生を
送れたでしょうか?

多分、Aを選んでもこの人は惨めさや無価値感
という要素を抱えていますので、華やかな生活を
送っていても、

もっと華やかな人を見ては、惨めさや無価値感を
否応なく感じさせられる、というような状況を
体験していただろうと思うのです。

つまり、自分の中にある惨めさや無価値感という
「種」を何とかしなければ、どこに行って何を
やっていても、それから逃れられないのです。

このケースではいずれかの道を選ぶことが
できていますが、

中には、選択の結果を受け取ることが恐すぎて、
選択すらできずに固まったままの人もいます。

これもまた、「選択しないという選択」ですので、
それなりの結果がついてきますけれどね。

私たちは、選択の結果がいかなるものであれ、
それをしかと受け取り、フィードバックさせて
いくことによって、愛に導かれて行きます。

けれど、選択の結果が好ましいと思えない
ものだったりして、それを「失敗だった」と
切りすててしまう時、

その出来事の中に差し出されていた学びや
導きを受け取れず、同じところをグルグル
してしまうのです。

出来事を、失敗で終わらせてしまっては
とてももったいないです。

人生に起こるすべてのことが学びで在り
導きであるという前提に立てば、マイナス
だけのことなどありません。

そこには必ず、この自分の現実に起こった
ということは、意味があるのです。

ただ頭でそう思うだけではなくて、その意味を
しっかりと見出し、受け取らねばなりません。

大嫌いでこれだけは避けたかったというような
深い絶望感や無力感、憎しみや怒りの感情
などしか湧き出てこなかったとしても、

それはそれらを受け止める貴重な機会に
なっています。

ものごとには「良いこと」と「悪いこと」
があるわけではありません。

良いことだけが欲しくて、悪いことは要らない!
と頑なになっていると、結局欲しくない
「悪いこと」ばかりがやってくるようになって
しまいます。

拒絶したものは受け取られるまで繰り返し
差し戻される

という法則があるからです。

ものごとは、すべて気づきの機会である
という視点に立てば、何ら悪いことなど
ないのです。

結果を引き受けて、前に進みましょう。

そうすると、自分のパワーを感じられます。
逃避し続けることで、空回りする焦りも、
消えるでしょう。

自分に対する信頼、すなわち自信も
育ちます。

逃げ続ける自分に、信頼など寄せられよう
はずはないのです。

自身を誇れる自分で在りましょう。

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