8月13日から始まった水星逆行も、9月5日の終了まで
あとわずか。
今一つ調子の出なかった方も、そろそろ本調子に戻りつつある
気配を感じていらっしゃるかもしれません。
今回の水星逆行、個人的には過去にご縁のあった方から
ご連絡いただくことが何件もあって、いつもの逆行期よりも
それが多かったです。
中には、かつてお世話になった方の訃報をお聞きすることも
あったり、とても気になっていた方からご連絡をいただいたり、
かなり濃密な期間となりました。
いずれにせよ、何年も連絡の無かった方の消息を
このタイミングで知ることになったのも、私の中で
完了していなかった何かを振り返る機会になっています。
ひとつのものを、きちんと完了させられたかどうかで、
次にどんなスタートが切れるかが決まりますから、
湧き上がるものを丁寧に拾っていきたいと思います。
かつてはどうにも他に道が見えなかったことも、
時を経て全く違った景色が見えるようになっていることも
あるでしょう。
また一方で、時を経てもやっぱり同じものが
差し出されているのだな、と見えても、今回は肚が決まり、
一歩踏み出せるようになっているかもしれません。
毎回同じようなところで引っかかっていて、
「まただ。でも無理」と思い続けていたけれど、
「あれ?今ならできそうかも」と感じられる
タイミングもあるものです。
同じように見えても、実は「壁」も「私」も、
決して同じではありません。
この瞬間の新鮮な「私」から行動していけたら、
本当に今この瞬間から新たな可能性が開けていくことも
あるのです。
過去の「私」は、様々な状況や自分自身について、
思い込みから制限をかけていることが多くあります。
これはずっとそうだった。
だから、これからもそうだろう。
こんな思い込みで、今目の前にある「壁」と見えるものも、
「超えるのは非常に困難で、ほとんど不可能だ」と
確かめもしないで当たり前のように信じているのです。
たしかに、「壁」の前に立つと気持ちが重苦しくなって
自分の無力さ加減が迫ってくるような感じもするので、
無理もありません。
けれど、「本当にそうだろうか?」と疑い、よくよく
確かめてみると、実は「壁」には扉がついていて、
しかもカギがかかっていなかったりするのです。
な~んだ、スルーパスじゃん!
って気づいてから、一体いつからこんな扉ができてたんだろう?
ずっと無理だと思って諦めてたのに、と無為に過ごしてきた
時間を悔やむのです。
これと同じようなことが、感情解放ワークをしているときにも
あるんですね。
まだまだた~くさんのテーマをクリアしなくちゃいけないんだ!
って必死になっていたけれど、
実は自分の中のものの見方をちょっと変えるだけで済んだり、
自分で決めた設定を、ただ変えます!と変えるだけで
良かったりすることもあるんです。
これで、ウン十年どうにもならなかった問題があっさり
変わってしまった、という方もいらっしゃいます。
恐るべきは、自分の現実を創造する力ですね。
「私」は決して無力ではありませんし、あなどってはいけません。
逆に、いくら感情解放しても、自分の中の設定が古いままなので
思うように変わっていかない、というケースもあるでしょう。
たとえば、「私にはできない」という設定があったとして、
たくさんの「私にはできなかったストーリー」を解放したけれど
それでも変わらない場合。
「私にはできない設定」が、それを証明するようなストーリーを
引っ張ってきている可能性もあります。
「私にはできないって本当なのか?」と疑ってみて、
どうしてもできるようには思えない時も、
「できる、らしい」とか「できるかもしれない」、
あるいは「できてもいい」としておくと、
脳は勝手にそれを証明するストーリーを探し始めるようです。
ワークに行き詰っている方は、是非お試しあれ。