日頃、自分の感情に向き合っていると、繰り返し
湧き出てくる重た～い感情ってありますよね。
そんな気持ちにはなりたくないのに、どういうわけか
気が付くといつも側にいて「私」を離してくれない。
大好きなパートナーとかだったら大歓迎ですが、
あまり有り難くない腐れ縁の幼馴染みたいな。。。
そういう感情に引きずられて、マインドの中はネガティブな
思考で一杯になってしまったりして、そうなるとますます
いや～な現実を引き寄せていく、なんて経験、ありませんか？
日々みなさんのワークを拝見していて、みんな持ってるよね～
と思うのは、絶望とか無価値感、孤独なんかが筆頭選手でしょうか。
私もしっかり持ってますよ～。（＾＾）
人によって、持っててもあまり気にならない人もいれば、
この世の終わりに突き落とされるように感じる人まで、
その感じ方は様々です。
本人のマインドの中では、救いようのないストーリーが
展開されていたりしますが、実際は全然そんなことなかったり
するんですけれどね。
バーチャルな視覚を見せる眼鏡なんかをかけて、
その幻想の中で「死んじゃう！もうダメだ！」とか
思っているようなものです。
分かっているつもりでも、実際ものすごくリアルな感情や感覚
があると、ついついどっぷりとストーリーの中にはまり込んで
必死でもがいていたりします。
ワークをしていてつくづく思うのですけれど、
実際に感じているのは胸の重苦しい感じとか頭がしびれる感じ、
足元がおぼつかない感じやみぞおちがぎゅ～っとなる感じなどの
強い身体の感覚が主です。
そこにストーリーが加わると、それらの感覚が何十倍にも
拡大され、圧倒されるような感情となって押し潰されそうになります。
だから私は、ストーリーと体感覚を切り離して捉えることで、
感情に圧倒されることのない意識の使い方をするようになりました。
こうすると、ちゃんと感情のエネルギーを統合まで
もっていくことができるんですね。
実際に感じているものの正体は、この体感覚のエネルギーだと
見切ってしまうと、たとえば過去世のストーリーの中で
今まさに死なんとしているときでも、我を見失うことが無いのです。
感情解放ワークをされる方の中には、どっぷりと感情に浸るように
入り込んでしまう方もあるのですが、そういう状況を見ると、
私はあまり浸りすぎないよう、体感覚を中心にしてストーリーから
少しこちら側（現実）の方に戻ってくるように誘導します。
そうでないと、足元からズルっとストーリーの方に引っ張られて
エネルギーを統合するどころか、さらに深いドツボにはまっていく
ことになってしまいますから。
この辺りのさじ加減は、やはりお一人でされていると難しい
ところかもしれませんね。
辛い感情でも、私たちはある部分でそれに浸ることに心地良さを
感じていたりしますから、ついつい怒りに我を見失ったり、
悲しみにどっぷり浸る方を「選んで」しまうこともあるのです。
そこにブレーキをかけるというのは、「せっかくいいところなのに！」
っていう流れを引き戻すことでもあるので、余計に自分だと
難しいという側面はあるでしょう。
けれど、ワークはストーリーに浸るためにやるわけではないので、
そこはぐっとこらえどころです。映画や漫画を見るのなら
いいのですけれどね。
ワークでは、しっかりと誘惑に負けずに踏みとどまってください！
何はともあれ、いくらワークをしてもなかなか解放の感覚が
得られない場合、感情のエネルギーを感じて統合しているのではなく、
マインドの中で同じストーリーをただ再生しているだけ
になっている可能性もあります。
解放が進んでいるのなら、心は重荷をおろしてだんだんと
軽やかになっていきますが、そうでないのなら、
今一度ご自身のワークを振り返ってみることをお勧めいたします。
そんなこんなで今日は感情解放ワークショップです。
次回開催は9月9日（土）になります。
長年引きずってきた心の重荷をそろそろ下ろしてもいいんじゃないか
と思う方は、ぜひどうぞ。