今できることを

日食も無事明けて、朝を迎えてみると、
本当に面白いくらいに空間が変わっていました。

前回の月食の時もそうでしたけれど、私は
それが起こる前の方が、エネルギー的な
揺さぶりをとても強く感じるようです。

まだ多少体のだるさは感じるけれど、
日々シフトしていくこの世界が、とても
エキサイティングで楽しいと思える今日この頃です。

そんなこんなで、私自身も色々とエネルギー的な
シフトを体験しつつあるのですが、次の講座の諸々を
ハイヤーセルフと対話しながら詰めています。

みなさんにお伝えする前に、まずは自分が実験台に
なっているようで、結構強力なアクティベーション
(活性化)を受けています。

かつて感じた事のないくらいの強烈な美しい光を
浴びていると、自分の中の古いわだかまりやしこりが
浮き上がっては溶けていくのを感じます。

以前の私だったら、そうした重たい感情のしこりに
もっとこだわっていたと思うのですが、今はもう、
それらに対する執着はほとんどなくなりました。

そう、私は苦しい苦しいと言いながら、それらに
中毒するように執着していたのですね。

今の私にとっては、それらは別にあってもいいし、
無くてもどちらでも良いものになっています。

それらがなくてもあっても、学びや成長は
起こるのだと私は知っていますし、

そしてすでにそれらは私の中にあると直感的に
感じているので、苦しまなくても、成長できない
ということに対する恐れがないのです。

さらに言えば、成長することに対する執着すら、
もう私の中には無いかもしれません。

ただ、変化していく自分、成長が起こっていく
ことを楽しむ自分はいますね。

自分も世界も、変えようとしなくてもそれは
変わっていきます。

幸せも永遠に続くことは無いし、苦しみもまた然り。

先が見えず、永遠にこの苦しみが続くように思えても、
それがこの先100年続くことはありません。

もがき続けても、その悪夢はいつか必ず終わるのです。

そして誰しも、このことを深いところでは知っていて、
ひととき、必死になってこの夢に浸っているのでしょう。

そんな風に、今は思います。

ほんの数か月前は、こんな風には思えませんでした。

数年前は、もっと漆黒の闇がどこまでも続く悪夢の中で
もがいていました。

でも、それももう終わるのだと感じます。

今しばらくは、悪夢の残照がぶり返されることも
あるのでしょうけれど、もはやそれはかつての
底知れぬ濃密さを持ってはいません。

薄い影のように、ほんのわずかな曇りを私の現実に
投げかけるだけで、私の世界では、鮮烈な眩い光の方が、
ずっと現実味をもってその光輝を放っています。

ここに至るまで、たくさんたくさん、自身の闇に
向き合ってきました。

ときには、あばらが折れるんじゃないかと思うくらいの
感情のエネルギーが噴き上がり続けた時期もあったし、

本当に血を吐いた時もあったけれど(病院にもいかず、
その後もまったく健康で、健康診断もオールAです)、
そうした浄化のプロセスを潜り抜けてきた中で得た
ギフトも、想像をはるかに超えて素晴らしいものでした。

けれど、それにすらもう執着はしていません。

それが在ったからこその今、であるとは確かに思いますが、
今ここに居ると、無くても私はただの「私」だと思えます。

以前は、頭で分かっていてもどうしても心が納得しなかった
諸々が、今は本当にストン!と腑に落ちるのです。

やっと機が熟したということなのでしょう。

私たちにはみなそれぞれのタイミングと歩みのプロセスが
あるので、誰かはもう先に進んでいるのに自分はまだ
こんなところにいる、と焦ったり絶望したりしがちですが、

そんな焦りも絶望も惨めさも、味わい尽くして
しまいましょう。

それでいいのです。自分の中に起こっている、いかなる
感情も出来事も、起こるべくして起こっている。
だから、何も間違っていません。

味わい尽くして、もがき尽くしていったとき、
自分でも思いもしなかったタイミングで、
「終わり」はやって来るのです。

だから、焦らなくてもいい。
焦ってもいい。

苦しみを志向してしまうときは、そんな自分を無理に
変えようとせず、心向くままに苦しみを味わって
みたらいいと思うのです。

私自身がそうでしたし、そんな状態の時にいくら
ポジティブに心を向けようとしても、
とてもできはしませんでした。

それは私に必要だから、起こっていたのです。
だから、それでよかったのだと思います。

けれど、当時の私には、軽やかに自己実現していくように
見える他の多くの方たちが羨ましくて仕方ありません
でしたけれどね。

起こるべき時に、起こるべきことが起こるんです。
今は、深くこれを信頼しています。

様々なプロセスの段階に居て、苦しくて仕方がない方へ。

「どうせそれは終わってしまう」のですから、今の内に
その感触をじっくり味わい、探求し、楽しんでおきましょう。

終わってしまってからでは、「あれって、どんな感じだったっけ?」
って思い出そうとしても、もうできなくなってしまいますから。

え?もう思い出したくもない?

でも、その時にしかできない事ってありますから、
悔いのないよう、今できることを精一杯やっておきましょう。

それが、あなただけの宝物になります。

あなたの旅路が、恩寵とともに在りますように。

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