他者を辛らつに批判する人の心模様

私は先週末、地元のお祭りを堪能していた
のですが、満喫し過ぎて今頃へばっております。
(^^;

地域の人たちとのつながりを改めて感じた期間でも
ありましたし、また自分のある要素に気づかせてくれる
「鏡」も見せられました。

その「鏡」の中で、ちょっと気になるパターンが
あったのでそれについて考察してみます。

実際は、私自身に実質的な被害は無いのですが、
「これ、一体何なんだろ~?」というくらい、
あっちでもこっちでも見かけたパターンです。

それが、
「誰にも文句言われないように動く」
「他者をけなす」
というパターンです。

人が集まって何かやれば、必ず
「あいつは分かってない」
「○○は動かない(動きが悪い)」
「これは筋が違う」
「本当はこうすべきなのに、全然できてない」
などと、批判、ジャッジメントなどが
起こって来るものです。

お互いに温かくフォローし合えるコミュニティなら
ギスギスしないのですが、中には口うるさく言う
人もないわけではないので、長くそうした人間関係に
揉まれていると、過去のトラウマなども相まって、
余計に意固地になってしまうこともあるでしょう。

そういう背景があって、
「これだけやることやってるんだから、
誰にも文句言わせないわよ」
というある人のセリフを何度も耳にしました。

余りにも何度も言うので、
「なるほど、この人は『人に文句を言われない』
ようにするという動機から、行動しているのだな」
と私は思いました。

つまりこの人は、過去に「人から文句を言われて
とても嫌な思いをした」経験がある、ということが
分かります。

でもね、言う人は何をやってもやらなくても
言いますからね~。

感情の法則からすると、「~しないように」という
動機からどんなこうどうをしたとしても、
最も避けたかったそのことは、起こってしまうんですよ。

たとえそこで起こらなかったとしても、
別の状況、別の誰かによって同じパターンの出来事が
再現されてしまうんですね。

よく職を転々とする方がありますが、前の職場の人間関係
や待遇が嫌で辞めたのに、次も同じパターンだったという
お話を、私も非常によく聞きます。

その最たるものが、過去世のストーリーだと思うのですが、
一つの人生が終わって、別の肉体に入って別の地域で
時代も性別も地位も名前も変わっても、全く同じ
パターンのストーリーをまた繰り返しているのです。

人は死ななきゃ治らない、なんてよく言いますが、
実際のところ、本当に完了していなければ、
死んでも治らないわけです。

何故人のことをあれこれ言う人は言うのか。
「鏡の法則を読み解くワーク」をしてみて、
相手の心の内をじっと見つめてみると、そこに
様々な心模様が見えてくるでしょう。

それこそが、自分の中を映した姿であり、
その人から何か言われてとても反応している
ということは、自分の中に同じものを持っていて、
あなた自身がその人にそれを「言わせている」
ということでもあるのです。

同じ人が、別の人に接した時に、自分とは全く
違った態度で接しているということを誰しも経験した
事があると思います。

なぜあの人にはこうなのに、自分にはこんななのか。
それは、その人の中の様々な引出しの中で、
「自分がその人のその引き出しを引いている」
ということなんです。

ということは、その人にもその引き出しがある
という意味では確かに要因があるわけですが、
究極的にはもう「自分自身の在り方」の問題なわけです。

実際、ワークをして在り方の方向転換が起こってみると、
同じ人が側にいてもまったく被害を被らなくなったり
気にならなくなる、ということは良く起こります。

この方向転換が起こらないまま、いくら
「文句を言われないように」過ごしていても、
それじゃぁ全然楽しくないですよね。

行動の動機に痛みがあるのなら、その行動の実にも
やっぱり痛みが宿ります。

自分がやりたいことを我慢したり、休みたいのに
動き回ったりということを繰り返していれば、
当然自分の中に怒りや悲しみが蓄積されて行きます。

そんな痛みを抱えた状態で、我慢していない人や
やりたいことをやっている人を見ると、
「許せない!」となるのです。

それが、最初に挙げた他者へのジャッジメントや
批判の数々となっているわけです。

「私はこんなに我慢してやっているのに冗談じゃない!」
と、もうイライラして仕方がないのです。

自分に寛容に接していない分、他者への見方も
実に辛辣になります。

もう他の人が何を言ってもやっても気に食わないのです。

あれ?でもそれって、振り返ってみると、
自分にあれこれ言ってくる口うるさいあの人と
同じじゃないですかね?

「私はあんな風に言わないわよ」とあなたは言うかも
しれません。確かにあなたは、あんな風にはしないし
言わないのでしょう。でも、言わないだけですよね。

その心の在り様が、「鏡」なんです。

分かりますか?

さて、こんな風に読み解いてみて、私の現実に
こうした人が印象的に登場しているということは、
私が気づくべきことがあるということです。

こうしたサインは、気づかず放置していると、
だんだんと近づいてくる、つまり今は実質被害のない
ところにありますが、次は関係者に、そして本人に
直接関するところで起こって来るという法則が
あるので、早めに対処したいと思います。

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