いつもブログを書き始める前は、今日書くべきことを教えてください、とお祈りをしてから書き始めるのですが、そのせいかどうか、よく「本当に今必要なことがタイムリーにブログに書かれているんです!」というお声をいただきます。
そんなお声を聞くたび、「ちゃんとつながってるんだ!」と私も嬉しくなります。
今日もそんな風にして書き始めているのですが、「憎しみ」についてのテーマが来ているようなので、これについてお話していくことにします。
誰しも、長年人間をやっていれば一人や二人、どうしても許せない人がいるものだと思います。親や友人、昔の恋人や現在のパートナー、仕事関係の人など、「本当にひどいことをされた!そのことで私は今もこんなに苦しんでいる!」となれば、怒りを通り越して憎しみになってしまうのも無理はないかもしれません。
どんな感情でもそうですが、憎しみを解放して行こうと思ったら、自分が相手を憎んでいることを認めなければなりません。
ネガティブと言われる感情ほど、それが自分の中に在ることがいけないことだと思って無かったことにしてしまったり、何か別のものにすり替えたりして実に巧妙に隠してしまうことがよくあります。そうなると、自分でも容易には気づけない状態になっていたりします。
そんな醜いものが自分の中に在ったら嫌われてしまう、仲間外れにされて孤独になってしまう、大切なものを失ってしまうなどと、私たちは自覚する以上に恐れているものです。
たとえば、親やパートナーなど関係を壊したくない、愛されていたいような相手には、「大好き!」という思いが強ければ強い程、それとは相反する気持ちが生じたとき、瞬間的にその気持ちを隠してしまうものです。
とても必要としているのにそんなものを抱いていることが相手に知られてしまったら、相手は私を愛してくれないかもしれない。去って行ってしまうかもしれない、見捨てられてしまう、などと恐れます。
大好きな存在を同時に憎むなんてことがあるのかと、たまに驚かれる方もあるのですが、私たちは相反する気持ちを同じ対象に対して抱くことは、別段珍しいことではありません。そもそも心は、それほど理路整然とした整合性のあるようなものではないからです。
また、相手が元々嫌いな人物だったとしても、憎しみなんて感情を抱く自分自身に失望する、そんな自分で在りたくないと、憎しみを抑圧するケースもあります。
いずれにせよ、憎しみを解放するには、まず憎しみが確かに自分の中に在ることを認め、それを告白することが大切です。告白というのは別に誰かに向かって言わなくても、自分で声に出して、あるいは心の中で「私は○○を憎んでいる」とつぶやくだけでOKです。
これをするだけでも随分と心と身体が弛むのを感じるでしょう。
このとき、相手を憎む自分を一切責めたりジャッジメントせずに行ってください。それはただの感情のエネルギーが浮上しているだけです。それ自体に善悪はありません。
憎しみは、怒りがやや複雑にこじれてしまったものです。怒りは、「欲しいものを与えられなかったか、欲しくないものを与えられたか」のどちらかによって生まれますが、憎しみはさらにそのことによって生じた痛みを相手に投げつけている状態と言えます。「お前のせいでこうなった!許せない!」というわけです。
これを解いていくには、まず相手に投げつけている痛みを自分に戻し、責任を取らなければなりません。
ちょっと(かなり?)苦しいですが、相手のせいにしなかったとしたら、その途端に相手に投げつけていた苦しみがダイレクトに感じられますから、これを身体で捉え、命をそこに呼吸して送ってあげます。
それである程度弛んだら、今度は相手との対話で飲み込んだ言葉を吐き出していきます。
言いっ放しにしないで、吐き出したら相手の表情を見てみましょう。どんな様子でしょうか。よく、ワークで飲み込んだ言葉を吐き出して言いっ放しにしている方がありますが、それで終わりではありません。「対話」をするわけなので、しっかり相手を見ていましょう。
飲み込んだ言葉を吐き出すのも、それだけでも辛いかもしれませんね。あるいは、言ってはいけないのだと思い込んでいることもあります。それでも、言えると喉につかえたものが取れるように、ホッとすることが多いでしょう。
憎しみを解いていくワークはこの後も続きがあるのですが、初心者の方はまずはここまでができるように目指してみましょう。続きはこの後のブログで追って書いていきます。
憎しみも自分のものとして引き受けていく準備ができた方はどうぞご参加ください。
というわけで今週のテーマはこちら。
自身の内に抑圧している憎しみを認め、告白し、統合するよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ6月7日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。