普段セッションなどで他の方のハイヤーセルフさんなどからメッセージをいただくこともやっているのですが、その割には自分自身のことについてはあまりメッセージをもらいに行ったりしないな~とふと思ったので、今の自分の方向性などを確認するために、久しぶりにメッセージをもらってみました。
こうしたメッセージの受け取り方は、人によって様々で、これが正解!という形はないと思うのですが、よくクライアントさんなどから、どんな風に見えたり聞こえたりしているのですか?と聞かれることも多いです。
私は元々勘は強い子供でしたが、いわゆる霊感というやつはほとんどなく、小学生の頃に自分のドッペルゲンガーを見た以外は幽霊とかも見たことがありませんでした。
けれど、母は普通に「見える」人だったり天然ヒーラーだったりするので、「お腹痛~い」とか言うと、まじないのようなものだったり手当だったりで治してもらうことが多かったです。
そんな家系的なものもあるのか、ヒーリングの勉強を始めてからは一緒に学んだ人たちに比べて、比較的よく見えたりエネルギーの感覚が掴めていたような気がします。
ビジョンなども最初からかなりはっきり見えていて内的視覚が優勢だったのですが、見えているものに引きずられる弊害に気づいたり、感情解放ワークに取り組み始めてからは、視覚よりも体感覚などその他の感覚の方が優勢になりました。
今はあまり「はっきりと形などを見る」ことにはこだわっていません。
よく、ヒーリングなどを学ぶ方の中で、「はっきり見えない、もっとクリアに見えるようになりたい」という方がいらっしゃいますが、見えることにこだわらなくても、もっと自分の得意な感覚を磨いていく方がいいのにな、と思うことがあります。
実際、そうアドバイスすることもあるのですが、やっぱり見える方がいい!という思いは、そう簡単には諦められない方が多いようです。
私がリーディングをするとき、はっきりとビジョンが示されることもありますし、文字として見えたり、温かさ、冷たさ、重さ、軽さ、淀み、クリアな感じ、光や暗さ、たまにですがにおいなどを感じることもあります。
形をはっきり見なくても、なぜかポイントとなる特徴などは示されて、語り掛けてくる存在の身に着けている衣装の糸の色や模様の形などがはっきりと見えることもあります。
そうした存在の言葉が聞こえることもありますが、多くは、その存在の思いや感情にフォーカスして読み取っています。
たとえば、はじめは何となく武士の存在が語りかけているようだと感じたり見えたりすると、さらにその武士が何を語りかけているのか、その心情などに意識をフォーカスさせます。
重苦しいバイブレーションなどが捉えられると、そこから深い悲しみ、無念さ、孤独などが出て来て、その感情の理由に意識を向けると、その方が体験された様々な人間模様が時代の背景を伴って見えてくると言った具合です。
そのように読んでいくと、その方が生きた時代の周辺の登場人物が何を感じてどんな行動をとったのかも、かなり詳細に明らかになってきます。
こうした感情を軸にした読み取り方は、視覚優勢だったころには多分あまりできなかったと思います。自分がドロドロした感情を受け止めることができなかったので、まず意識を向けることにブレーキがかかっただろうし、見えたとしても、深く読み込むことはしなかったでしょう。
感情解放のワークショップでは、よく「その人の表面的に見えている言動の奥にある、動機となった心情に意識を向けてください」と繰り返しお伝えしているのですが、まさにこのスタンスが私のリーディングにも活かされています。
人のあらゆる言動には、必ず理由があります。そうせざるを得なかったし、それを言わずにはいられなかったのです。それはなぜなのか。その人の中に入って、実際にその意識で感情や感覚を辿ると、明確な理由が見えてきます。
他にも可能性はあったはずなのに、と人はよく言いますが、その時その状況でのその人にとっては、他の可能性などはあり得ず、必然をもってそれが為されているわけです。
だから、自分の何かを変えたいと思うとき、今の自分を作っている必然性の積み重ねに取り組む必要があるのです。
私たちの魂には、無数の人生を生きた記憶が確かに眠っていると私は感じます。
その一つ一つの人生で、誰かを愛し、傷つけ、励まされ、見捨て、助けられという体験をしています。今この人生を振り返ってみても、私たちはどれだけの思いをしながら生きてきたでしょうか。
そして今世でも、時代や場所、登場人物や状況を変えながら、かつて生きた人生と全く同じ感情を味わっているのを見ることが多くあります。
なぜ繰り返しているのか、どうやったらその無限ループから脱出できるのか、そのカギが、今この瞬間い浮上する感情や感覚の中に在るのです。
知りたいことの答えはすべて、今この瞬間を深く読んでいく中で明らかにされます。
それは、リーディングなどができなくては分からないというものではなくて、その意志があるのなら、どんな人にも必ずその扉は開かれるでしょう。
あなたは、その扉を開けていくことを望むでしょうか?
準備のできた方は、ぜひ扉の向こうを旅してみてください。