普段忙しく過ごしていると、なかなか自分のメンテナンスが疎かになりがちですが、そうなってしまうといい仕事もできないので、ここ最近は意識して力を入れるようにしています。
そろそろ春も近づいてきているので、身体のデトックスもやってみよう!ということで、ヘナを使ってみることにしました。ヘナってあの髪を染めるのに使う自然のハーブのことなのですが、肝臓の解毒にも良いそうで、足湯やパックなどをしてもいいのだそうです。
以前から興味はあったものの何となく面倒な気がして実行していなかったのですが、ここ最近の疲れもあって、早速ヘナを購入して足湯をやってみました。
ヘナは粉末にするとどんどん鮮度が落ちていくそうなので、鮮度が命。品質管理のできたものでないと、良い効果は出ないようです。ちなみに私はこちらで取り寄せてみました。
やってみると、足から毒が出るのか、終わるとヘナの入ったお湯の色が変わっています。見るからにデトックスされている感じ。
春は、冬の間に溜め込んだものをデトックスするのに良いタイミングなので、足湯だけでなく、頭にも使って少し続けてみようと思います。
今までサプリメントをよく使っていましたが、これも見直してみるタイミングなのかもしれません。日々変わっていく自分の心と体の声をよく聞いて、今必要なもの、もう必要なくなっているものをチェックするのは、人生の波に乗るためにも大切なことです。
今、自分の状況がこのように在るというのは故無くそうなっているわけではなく、ちゃんと意味があるのです。
暇であるならば、時間があるときだからこそできることを腰を据えてやっておくと、次にちゃんとそれを使う流れになっていたり、がむしゃらにとにかくやって来ていることをこなしていく中で、たくさんの気づきを得て成長していく時もあります。
そうした流れを、自分の思い描いたものと違うと言って嘆き、ずるずると受け身で過ごしていては、掴めるはずのチャンスも掴むことはできません。
「先に進むこと」ばかりを考えていると、先に進むために必要なのに、差し出されているものを見落としてしまうこともあるでしょう。ワークのプロセスでも、よくあるパターンですね。
先に進むことばかり考えている状態というのは、「ここではないもっと良いはずのどこか」に駆り立てられている状態と言えるかもしれません。これでは、「今ここ」で差し出されたものを受け取れないのも道理ですね。
私を含め、多くの方が「今ここ」に居ることが容易でないのは、ひとえに「今ここ」に居ることが心地よく感じられなかったり、しっくりこなかったりするからだろうと思います。
頭では、「今ここ」にこそ、この人生を生きるためのすべてがあることを知っていますが、実際に感じるのは居心地の悪さなので、無意識にも身をよじって逃げ出したくなってしまうのです。
では、どうして居心地が悪く感じてしまうのかというと、今この瞬間に居ると、未完了の抑圧された感情が浮上してきたり、見て見ぬふりをして来たことが明確に差し出され、取り組まざるを得なくなるからです。
私たちは多かれ少なかれ、そうしたものをスルーすることによって今の自分のバランスを保っているところがあるので、それを変えなければいけない流れというのは、どうしても心理的に慣性の法則が働いて、気が重かったりするのでしょう。
けれど、その気の重さを乗り越えてこれらに取り組み、クリアになっていくと、よりしっくりと今この瞬間に根付いていくことができるようになっていきます。
居心地の悪さに駆り立てられて動くのではなく、じっとこの瞬間に差し出されているものに適切に応答しながら、宇宙の調和とともに流れていくようになるのです。
前者は空回りして動きの割には大した成果はないでしょうが、後者は、一見静かな動きのように見えて、はるかに大きな力が動き、結果もくらべものにならないほどに素晴らしいものになります。
バタバタと動くことで何かしている実感を得て満足するのではなく、深く今この瞬間に居て感じられる静かだけれども底知れないパワーをこそ、求めて行きたいものです。
最近になってようやく、レナードの言う「静かなる巨人が目を覚ます」という言葉の意味を、実感とともに理解するようになってきました。
自身の意識が静まれば静まるほどに、内なる光は鮮烈さを増し、内側深いところからますますパワーが湧き上がってくるのが分かるからです。
私にとっては、あれこれ動き回るよりも、じっと静まる方が余程難しかったのですが、少しは「静まる意識」でいられる心の筋肉がついたのかな、と思います。
この静まることのパワーを感じられるようになると、今まで雲をつかむようだった探求の方向性が、しかと定まるようになります。この静寂に、さらに深く入って行けばいいのだと分かるので、最近、探求が加速しているような気がしています。
変化がやってくるスピードが格段に速くなっているのです。
いずれにせよ、それぞれの段階においてマスターすべきことがあるので、そこは丁寧にやって行こうと思います。