今週の無料遠隔ヒーリングで、「鏡」となる相手の動機、心情を読んでいくというテーマを設定した途端に、何だか強烈な出来事がやってきました。ヒーリングは、テーマを設定したところから既に始まっているんですよね。
みなさんの場合は、テーマを見て参加するのかしないのかを決める段階からがスタートです。
今回私に起こったのは、近年、私の現実に久しくこんな人は登場しなかったなぁと言うくらいの強烈さだったので、しばらく「いったいこれは何なのだろう?」と呆然としていたほどです。けれど、今週のテーマを読み返したときにハッとして、この理解不能な相手の動機を読むことが差し出されているのだと気づきました。
それにしても、やっぱり「いくらなんでも、私はあんな人のようなことはしないのになぁ」と思ってしまいます。(^^;
そんな思いを脇に置いて、出来事を振り返ってみました。今回も、あくまでこれは私自身の感情に責任を取るためのワークとして行ったものであり、相手の方の真実とはまったく関係が無いことと、その方を責める意図はないことを宣言しておきます。
その出来事は、普段あまり連絡を取ることのない知人から突然やってきたメッセージから始まりました。たった一言だけのそのメッセージの意味を図りかねて、その意味を聞き返したら、今度は、分からないのか?と言わんばかりの返事が返ってきました。
私はさらに訳が分からなくなり、その時の気持ちは、まるで分からない自分に何か落ち度があるかのような、困惑や不安が湧き上がってきました。
一体どんな返事をしたらいいのかも分からず、困惑した表情の顔文字だけ送ったら、今度は罵声が返ってきました。
私は唖然として、それ以上コミュニケーションを取るのは無理だと判断してやり取りを打ち切ったのですが、リアルで何度か会ったときのその人は、確かに変わったところはあったものの、面と向かってそれほどかかわりもない相手にこんな罵声を浴びせるような人だったとは想像もしなかったので、とにかくびっくりしました。
その時の気持ちは、あなたにそこまで言われる覚えはない!という怒りで、変に上から目線の態度にイライラしていました。
確かに、常識に照らし合わせてみたらあり得ないことでしたし、相手の意図も全く理解不能だったので、しばらく感情に駆り立てられた思考が駆け巡っていました。けれど、差し出されているテーマに気づいたので、「鏡」としての相手の動機を探っていくことにしました。
なぜ私にそのメッセージを送ってきたのか。その人の中では、それが確かにとても重要なことで、私も同じようにそれをキャッチしているはずだと思っていたのでしょう。だから、あまりに温度差のある私の返答にとても苛立っていたようでした。
それは、苛立ちを通り越して怒りに近く、裏切られたような気持ちもあったかもしれません。瞬間的に、その痛みの気持ちは相手(私)を蔑んで気持ちを収めようとする防御パターンへと移行していきます。
そして、あまりに伝わらない上、その人から見たらとんちんかんな返答をしてくる私に、馬鹿にされたような気持ちになったようです。それがその人の中の傷ついた気持ちのチャージを刺激したのか、さらなる蔑みの言葉で罵倒するという反応パターンとなって表れたように見えました。
こうして見てみると、一連の流れの中で見える核心の感情は、多少なりとも信じていた存在から裏切られた(分かってもらえなかった)心の痛みと、せっかくの自分の行為を馬鹿にされた惨めさや悲しみ、虚しさといったものでしょうか。
改めて、ハートに向かってこう問うてみました。「私の中に、信じていた人に裏切られ、馬鹿にされた経験があっただろうか?」と。
すると、胸の辺りにえぐれ、捻じれたような黒いエネルギーがあるのが感じられました。確かにそうした経験があったようです。けれど、頭で見ると全く実感がなく、まるで他人事のように思えます。分離している証拠ですね。
そこに意識を向けようとすると、気が重くてそれてしまいがちになります。けれど、絶対にこの気持ちのカケラを見捨てない。必ず迎えに行く、とコミットメントし、向き直ることを繰り返して命の呼吸を続けていくと、かなりその部分のエネルギーが軽く、明るくなっていきました。
感じて行くと、奥の方から、自分の存在というのはその程度のものだったのかという深い落胆と惨めさが湧き上がってきました。胸の奥がとても痛くなりましたが、それが胸からみぞおち、丹田、第一チャクラへ抜け、さらに胸から喉、頭の方へ抜けていきました。
まだ残っているものはありますが、徐々にやっていくことにします。今回の訳の分からない出来事も、やっぱり重要な気付きのサインであることを改めて実感した出来事でした。