昨日は満月の瞑想会でした。本当に素晴らしいみなさんとともに有意義なひと時をおくらせていただけましたこと、深く心から感謝申し上げます。みなさんがお帰りになった後、こんなにも素敵な方々と出会えたこと、そしてまたこうしてお集まりくださっていることに、この仕事をやっていて良かったなぁと、しみじみ感じました。導きに感謝するとともに、ここまで頑張ってきた自分を労ってあげたいと思います。
昨日はしし座の満月ということで、自己否定性や傲慢さの解放というテーマがあったようです。みなさんに選んでいただいたホログラムをかけながら、誘導を進めていきましたが、何かを感じられた方もそうでなかった方も、深いところで色々なことが起こっていたと思います。
誘導するときは、いつもその場のフィールドを感じながら、降りてきた言葉を発しているのですが、昨日は誘導の中で、この場をサポートしてくれるたくさんの存在たちをひしひしと感じました。
彼らが私たちに向けて伝えていたのは、彼らのサポートをぜひ受け取ってほしいというメッセージでした。一人で抱え込まないで、助けを求めてほしい。そうすれば、彼らは私たちをサポートできるから、と。それは彼らから私たちに贈られた、ギフトだったのです。
そう言われてみれば、私たちはとかく助けてもらうこと、サポートを受け取ることなどに対して、受け取り下手だったりすることがあると思います。
相手に負担になりはしないか、迷惑ではないかと変に遠慮してしまったり、一人でできない自分を責めてしまったり、ということがあるのではないでしょうか。
そんな風に躊躇している様子は、サポーターさんたちから見ると実にもどかしいようで、言ってくれればできることがたくさんあるのに!と、とても残念がっているようでした。
ですので、誘導の中で繰り返し、一人で抱え込んでいることにサポートを受け取ることを許し、自分を開いて在るようにと誘導しました。
実際、そう誘導した後に見えたビジョンでは、光がより深くみなさんの中に浸透していく様子が分かって、自分で求めることの重要性を改めて認識しました。
そういえば、随分前に何かの本で読んだのですが、ある人がとあるセミナーで出会った「元天使」だと自称する男性の話があります。なかなか面白かったので覚えているのですが、ある人をAさんだとします。
Aさんは、この「元天使」に興味を持って、こんな感じの質問をしました。
「天使は私たちを助けてくれるって言うけれど、全然助けてくれないじゃん!それはどうなのさ」
すると「元天使」の答えはこうでした。
「だって、助けてって言われて無いですもん」
なるほど。。。
確かに言ってないかも、と私も納得しました。
さらにAさんはこう続けます。
「え、じゃぁさ、助けてって言ったら必ず助けてくれて、僕たちの願いを叶えてくれるの?」
「元天使」の答えはこうでした。
「天使たちも忙しいんでね、一人一人のお願いなんて聞いてられないんだよ。できれば、一つのお願いでたくさんの人が幸せになるようなお願いにしてもらえるかな」
これも、そうきたか~!と納得。
まぁ、本当に一人一人のお願いを聞いてられないのが真実なのかどうかはわかりませんが、確かに言っていることの筋は通るかも、と思って面白かったのですね。
私自身を含め、「受け取り下手」の人には、しばしばその根っこに自身の価値を肯定できない無価値感が見られます。「こんな私にその権利はない」とか、「それに値する資格が自分にはあると思えない」とか、一見謙遜のようでいて、実は似て非なる自己否定をしているのです。
あるいは、期待を裏切られて傷つくのが嫌だから、最初から期待を持つようなことはしない、というパターンもあるかもしれません。つまり、期待していたものが自分の思ったようなものでないとがっかりするから、期待しないようにしている、というやつです。
これも、「がっかり」という失望感や無力感を受け止められないので、それから逃避して自分を守っている防御機構の一種です。こうした構図が、しばしば「謙遜」「遠慮」の中に隠れていることがあるのですね。
「受け取り下手」ということは、当然善きものを受け取る力も弱くなるわけで、労力の割に成果が少なかったり、いつもタイミングが悪くて得られるものを逃していたりして、なかなか豊かさにありつけない、という現実を生み出してしまうことにもなりかねません。
単に表面的に「受け取り下手で」というだけではなく、その奥には受け止め難い痛みがあり、その結果の先には想像もしなかったようなところで、大切なものを失い、逃している現実に繋がっていくわけですね。
このあたり、しっかり根っこの痛みを受け止め、統合していきましょう。もちろん、有形無形のサポートをしっかり使えたら、ぐっとスムーズに進めていけるでしょう。
とは言え、サポートを有効に使いこなすには、起こってきたすべてを受け止めることから、気付きを得ることが大切です。よくよく心を澄ませ、聞く耳を持って応答していきましょう。