最近、そこはかとない不安感が滲みだしてきて、私の日常の体験に心地良くないフィルターをかけていることに気づいたので、今回はこれについて見ていくことにしました。
レナードは、プレゼンスに根付いていくために抑圧された感情に対処することについて、教えています。なぜ抑圧された感情に対処しなければならないかというと、その感情のエネルギーが、私たちの意識を今この瞬間から容易くマインドの中に連れ去ってしまい、今この瞬間のプレゼンスに根付いていくことを妨げるからです。
私の気分を汚染するそこはかとない不安感も、そうした抑圧された感情が意識に滲み出したものです。
それは過去の体験に由来するものであり、今この瞬間の体験には、実は何の関係もないのです。けれど、実際に感じる生々しい感情や感覚が今現在の体験に覆いかぶさり、今のこの現実があたかも不安を生んでいるように見せてしまうのです。
そうしたフィルターを被せて現実を体験すると、今この瞬間の体験のクリアな美しさは失われ、大抵はぼんやりとした霧の中で体験されるような、色あせたものになるか、あるいはかき立てられた不安や恐れなどが未来に投影され、実体のない幻想の中でもがくような、地に足の着かないバーチャルなリアリティの中で堂々巡りを繰り返すようになります。
無意識でいると、こうした状態から抜け出すことはできません。まず、気づくことです。これは、今この瞬間の現実とは何の関係もない感情なのだと。そして、浮上しているその感情に、適切に対処します。
無意識でいるときにこうした感情が浮上すると、私たちの多くは、その感情を良くないものだと恐れて、何とかして抑圧しようとします。けれど、その方法は決してうまく行くことはありません。余計に不快な感情は大きくなり、たびたび噴き出してくるようになるでしょう。
私も無意識でいるときは、うっかりこういうことをしてしまいます。そして、しばらくしてから「そうだった。抑圧された感情が浮上していたのだ」と気づいて、落ち着いてその感情に向き合います。
頭で整理納得して収めるのではなく、ただじっと心と身体と魂を一つにして、受け止めるのです。時にその感情の声を聞き、また凍り付いた過去の自分に命を吹き込み、当時の私が得られなかったものを、今の自分自身が満たしていきます。
私の中で、時間を止めた感情のカケラたちが、怯え、なすすべもなく固まって、息を止めている姿を見るとき、大人になった今の自分がなぜ、冷静に考えればそれほど恐れるようなことでもないことをこんなにも恐れ、そこから動けなくなってしまうのか、その理由がここにあることを知るのです。
自身の内に固まるそうした気持ちのカケラを、理屈で動かすことはできません。凍り付いた気持ちを融かしていくしかないのです。
けれど私たちの多くがしていることと言えば、そういう自分を責め、糾弾し、何とかして抹殺しようと躍起になっています。そんなことをすれば消えるどころか、ますます気持ちのカケラは追い詰められて怯え、凍り付いて機能不全を強めていくだけでしょう。
傷ついた自分のカケラをどうぞ、責めないで寄り添ってあげてください。
そうしていく内に、カケラは思いもかけないようなより深いテーマを差し出してくることもあります。そしてまさにそれが、自身の人生を導く重要なカギだったりするのです。
私たちはしばしば、どうすれば自分の進むべき道が分かるだろうかと悩み、誰かにそれを教えてもらおうとすることがあります。けれど、たとえそれを誰かに教えてもらったとしても、自分自身との深い対話の中からやってくる気づきと理解よりは、たとえ同じことを言われたとしても、その言葉が腑に落ちる確率は格段に低いだろうと思います。
今回、私が不安に向き合ってその感情の声を掘り下げていったところ、思いもしなかった別のものが浮上し、まさにその先に、今生の自分のテーマを見つけることになりました。
それを見つけた瞬間、私の人生に今起こっている停滞の原因が、はっきりと分かったのです。
痛みの感情が湧き上がる中で、プレゼンスをベースとしてそれを受け止めるには、呼吸が大切です。これができることで、私たちはようやく人生の流れに逆らわずに、今この瞬間を生きることができるようになるのです。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
湧き上がるあらゆる感情を生きつつ、人生の流れに逆らわずに今この瞬間を生きるよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ1月18日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。