毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリングのテーマの設定日です。 第316弾のご感想と、11月19日感情解放ワークショップのご感想をホームページにアップしましたので、参考になさってみて下さい。 また、2017年1月のスケジュールもアップしました!
さて。このブログでは、自分の感情を誰のせいにもしないで、自分で責任を取ることの大切さをお伝えしています。けれど、それについて頭で「なるほど」思っても、気が付くと「あの人の顔を見たらイライラした」とか「あなたのその言い方がひどく傷つくのよ」と思ってしまうことがあると思います。
いつどんな時にどのように、自分の内側で湧き起こった感情の責任転嫁をしているか、なかなかに気づきにくいものだと思います。そもそも、そう思った瞬間に感情が浮上していることにすら、ほどんと気づいていないのではないでしょうか。
社会的に、ネガティブと言われる感情をあからさまに表現したりすることを嫌う風潮がありますから、自分の中にそうした感情が湧き起こってきたときに、瞬間的に封殺して、違うものにすり替えてしまうことはよくあります。
セッションやワークショップでも、私は「どんな気持ちになりましたか?」という質問を頻繁にしますが、怒りや憎しみを感じたとか、嫉妬や劣等感、惨めさなどを感じたのだということを認めるまでに、かなりの質問を重ねることも多いです。
それだけ、そういう感情を抱くことはいけないことだと無意識にも思っていて、思考で「こうすべきだった」とか「あの人がそのようなことをしたのでこうなった」などと原因追及や後悔、状況説明などにすり替えて、自分が感じたはずのものをなかったことにして意識から排除してしまうのです。
そうすると、感情の責任を取るどころか、すり替えられた思考のストーリーを延々と展開し、それに基づいた行動に駆り立てられて、感情は置き去りになってしまいます。
この置き去りにされた感情のエネルギーが、再び同じような感情を感じさせる出来事を引き寄せてくるわけですから、これではどんなに原因追及をしても、必ず同じような構図の出来事を繰り返してしまうことになります。
一般に、私たちは起こった出来事のストーリー自体に対処しようとするのが普通でしょう。
感情のエネルギーの法則を知っていても、実際に自身の現実で、相手から何かとても非礼なことをされたりしたら、「自分の感情に対処する」という視点からこの出来事を見るのではなく、相手の非礼さを一般常識という正論を掲げて非難してしまうのではないでしょうか。
あるいは、「あの人は非常識な人だから仕方ないわね。相手になる方がどうかしているわ」などとスパッと切り捨てて相手を見下し、関わらないようにして溜飲を下げるのかもしれません。
そのやり方は、先人たちの処世術ではあるのでしょう。けれど、感情のエネルギーの法則からすれば、これでは「その出来事が自身の現実に起こったことの意味」にまったく応えてはいません。私たちは、そのメッセージに応答しなければならないのです。
「その出来事は私に何を気づかせようとしているのか?」と問う視点があるのとないのとでは、実際にまるで生きている世界が違ってきます。同じ出来事を経験しても、受け取り方も、そこから得ていくものも、そして結果も、まるで別世界のものになります。
自身の生きる現実は自分が作り出しているということに対して、非常に反発し、受け入れ難く感じる方も少なくありません。けれど、自分が現実の被害者になり、自身を含め、あらゆるものを憎んだり傷つけたりしても、その苦しみは晴れることはありません。どこまで行っても苦しいままでしょう。
どこでその在り方を方向転換するのかは、自分次第です。「陰極まって陽に転ず」のように、苦しみの極まで行って初めてそれができるのかもしれないし、どこかでハッと気づくタイミングが来るのかもしれません。
いずれにせよそのときには、自分の苦しみは、ただ自身の在り方が生み出したものであったということがはっきりと理解されるでしょう。
誰かのせいで大切なものが台無しにされてしまったり、大勢の前で恥をかかされ惨めな思いをしたのだとしても、あなたの傷ついた気持ちは、「相手のせい」ではありません。怒りや憎しみを相手に向けるのは違います。
自身の感情の責任を適切に取る方法を身に付けましょう。それが、被害者としての人生から、自身の人生の創造者になるカギになります。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
誰かのせいにしている不愉快な感情の責任を自分で引き受けるよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ11月30日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。