毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリングのテーマの設定日です。 第314弾のご感想と、11月9日感情解放ワークショップのご感想をホームページにアップしましたので、参考になさってみて下さい。
さて。私たちの日常には、様々な出来事によって日々たくさんの気持ちが湧き上がっています。けれど、私たちはそうした気持ちのほとんどとダイレクトに感じるのではなく、思考で解釈することで紛らわせたり、すり替えたりして、感情として生きていることは非常に稀です。
私自身も、朝目が覚めた瞬間から気になる出来事についての思考がクルクルと回り始め、気づかずにいると一日中それに飲み込まれて過ごしてしまうこともあります。
先日はそのことに気づいたので、朝のジャパ(マントラを繰り返し唱える修法)のときに、身体の中で暴れている感情のエネルギーをしっかり捉え、感じてみました。
私はその出来事について、なぜそれほどまでに心をかき乱されているのか、その核心を体感覚をじ~っと辿っていくことで、探っていきます。感情のエネルギーの核心を、問いかけながら掘り下げていく時もありますが、こんな風に体感覚から辿っていくこともできます。
そして、無意識の内に身をよじるようにして避けている嫌な感覚を捉え、そこに命の呼吸を送って行きました。
嫌な感覚というのは、自分でも本当に気づかないうちに避けているものです。その無意識の部分に意識を当て、普段だったら絶対に向けない方向に意識を向け、癒しのエネルギーを送るのです。
しばらくそうしていると、嫌な感覚がす~っと弛んでいって、かなり楽になります。すると全体のエネルギーバランスが変化していって、また違う場所に反応が表れてくることがあります。そうしたら、その場所に意識を向け、同じ作業を繰り返していきます。
ジャパをしている小一時間、これをしていたら、終わった時には思考が随分おとなしくなりました。もう懸案について不安に感じることもありません。
思考が頭の中を駆け巡っているときというのは、必ずそこに落ち着かない感情があります。それを生々しく感じるのはとても不快なので、私たちは考えることによって、それを概念として捉え、直接感じないようにしているのです。
もちろん、思考しても不快なことは不快でしょうが、生々しい感情よりはマシなのです。私たちの多くはそうした状態があまりにも普通になってしまっているので、自分が思考しているのか感じているのかの区別がほとんどつかなくなっています。
先日のワークショップでも、初めて参加される方が「それは『気持ち』ではなく、『思考』ですね」と私が指摘したことに、非常にカルチャーショックを受けていらっしゃいました。ずっとそれが気持ちだと思っていたので、それが違うのだとしたら、一体何が感情なのか、となるでしょう。
たとえば、「嫌だ」という表現があります。一般にはこれも感情だと認識されていると思います。けれど、厳密に言えば、「嫌だ」はダイレクトな感情とは言えません。
なぜなら、「嫌だ」と思う前には何かしらの感情や感覚があったはずなのです。それがとても不快だったので、「嫌だ」と拒絶が起こっているわけです。感情解放のワークでは、「嫌だ」と思う前の感情や感覚にまで戻って、そこに対処します。
「不快な感情や感覚」から「嫌だ」までは、本当に一瞬で遷移するので、私たちはほぼ最初の不快感には気づかないでしょう。けれど、どこまで原点にさかのぼれるかで、ワークの深さは随分と違ってきます。
「嫌だ」をそのまま感じていても、全く変化がないわけではないでしょうが、なかなか融けては行かないかもしれません。「嫌だ」自体がブロックなので、「嫌だと拒絶しないでいたら、どんな気持ちになるか」と問うてその前に感じていたものに戻った方が、ワークはスムーズに進むと思います。
私たちは人生を生きていれば、必ずこうした不快感を感じます。その時どのようにそれに対処するのかで、人生の深さや成長は、格段の差が出てきます。
楽しいこと、心地よいことの中に在る学びを存分に吸収するには、それとは反対の学びもしっかりと受け取ることが大切だと思います。そうでなければ、学びは半分になるどころか、もっともっと少なくなってしまうと思うのです。なぜなら、両者は一体のものであり、片方だけでは存在しえないからです。
だからと言って、苦しみを求めることを推奨するわけではありませんが、求めなくても、私たちの人生には既に十分にそれが溢れているでしょう。それで十分です。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
「嫌だ」と思う前の不快感に気づき、安全に受け止め解放するよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ11月23日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。