感情解放のワークを長く続けていると、普段から心の中で湧き起こっている感情や、身体のエネルギー状態に意識を向けることが習慣になってきます。この意識の使い方は、実は色々なところで役に立ってきます。先日、ヨガを練習していてふと気づいたことがあったので、今日はこれについて書いてみます。
1年半ほど前からガネーシャ・ギリ先生のヨガのクラスに通わせていただいています。超マニアックな先生のクラスに素敵なみなさんと、のんびりマイペースで楽しく続けさせていただいてます。
とは言え少しは練習もしなくてはと思い、朝の日課のジャパ(マントラを繰り返し唱える修法)の後に呼吸法数種類を1,2セットずつと、ライオンのポーズを2回とコブラのポーズを1回だけやるようにしました。
どちらのポーズも、サクッとやってしまえば30秒ほどでできてしまう一見簡単なポーズですが、先生によれば、一番難しかったり、その人のヨガの実力が分かるポーズなのだそうです。う~ん、奥が深い。
もっと練習の回数を増やせばいいのでしょうが、一度にたくさんやるよりも、毎日ちょっとずつでも必ずこなせるくらいがいいのだろうと思ってこのくらいにしています。これ以上やると、毎日やらなくなってしまいそうなので。
ライオンのポーズは正直、未だによく分からないのですが、コブラのポーズは確かに難しいのが分かるような気がします。先生のところのヨガは繊細さを求められるので、余計ですね。
腹ばいになって胸の脇に手をつき、ゆっくりと上体を起こし、また戻して来るというだけの動作なのですが、その動作の間中、一定の意識でいることがとても難しいです。
最初に教えられたときは、一点の星をイメージし、それが上昇、下降して来るのを見ているようにすると言われたのですが、どうしてもある目線のレベルを通過するときに、意識が星を見失ってしまうのですね。
練習するようになって、イメージする星を変えてみたり、始める前にその星とよく意識をチューニングして、しっかりとつながってから始めるようにしたりして、試行錯誤しています。
この「意識を一定に保つ」ということで気づいたのが、日常の中での意識の使い方でした。
どうも私は、意識を一点に固定してフォーカスすることが苦手らしいのです。いつも、ダイレクトに一点を見つめているのではなく、微妙にずらしてフォーカスしないようにしているんですね。
なるほど~、だから簡単に星を見失って意識にむらが出てしまうのね、と納得。このことに気づくと、さらに身体の癖やエネルギーの使い方にもこの意識が影響していることが見えてきました。
以前、クラスで先生に身体のある部分に力が入っていることを指摘され、「そこでブロックしているんでしょうね」と言われたことがありました。その言葉に「そうか、エネルギーをブロックしているから力が入るのか」と、ハッとしたのです。
「ブロックしているということは、その先には何か避けたい状態がある」というのが感情解放ワークで掘り下げをするときの読み方なのですが、これは身体についてもそのまま当てはまります。
そこで、ワークの要領でこう問いかけてみました。「もしブロックしていなかったとしたら、どうなるか?」と。すると、脳にエネルギーが直撃してしまうのを避けたがっていたことが分かりました。
私は背中の一部から肩、喉や首、後頭部にかけて力が入りやすい体癖を持っています。なぜ力が入ってしまうのかという理由が、脳を守っていたというわけです。
ちょっと前にこのことに気づいたので、まずは後頭部のエネルギーセンターを注意深く開くことを意識してみました。その直後から、力が入りやすかった体の箇所が弛んだのと、全体のエネルギーバランスが変化しました。
中でも一番の変化が、征服呼吸法(ウジャイ)という独特の呼吸音を出す呼吸法の音が変わったことでした。
私はこの呼吸法が大の苦手で、ろくに音が出なかったのですが、この変化の後から音がそこそこ出るようになりました。とは言え、まだ全然できてるわけではないのですが、音が出るようになったというだけでも、私にとっては大きな進歩です。
まだ力が入る癖は残っているので、後頭部から頭頂部に抜けるエネルギーラインをどうにか整えないと、多分この癖は治らないんだろうな、ということは分かるようになりました。
この辺り、松果体や第三の目と言われるチャクラの使い方にも関連しているようで、これをしっかり使う意識に持って行くよう、試行錯誤中です。そしてこのことは、多分私の在り方をとても大きく変えそうな気がしています。
「力を使うに耐えうる体勢を整える」ということにつながっていくからです。
こんな風に、身体のエネルギー状態を読んでいくことで、身体が変わるだけではなく、在り方の可能性も見えてくることがあるのですね。
参考までに書いてみました。