この10月は、個人的に色々な感情が浮上させられていますが、ひとつひとつ向き合って解放しているので、激しく心が揺さぶられてはいるものの、浄化されている実感が強くあります。感情解放ワークでは、身体の中に抑圧されたエネルギーが解放されるので、実際に身体のバイブレーションも変化するのです。
抑圧された感情のエネルギーは、肉体レベルでは凝りや痛み、違和感などとして感じられ、より精妙なエネルギーボディのレベルでも、重いバイブレーションのしこりのようなエネルギーとなって蓄積されます。
感情解放ワークでこうしたエネルギー的な滞りが解消されると、心が楽になるのは当然なのですが、身体にも様々な変化が表れます。たとえば、味覚が変わって、食べ物の味がとてもおいしく感じられるようになったという方もありましたし、声がより深く通る声になった方もあります。
私自身も、感情が浮上しているときは身体の一部がガチガチに凝ったり、痛みを伴う不快な感覚が出てきたりするのですが、解放すると芯の凝りがなくなって弛み、その部分が以前よりもはるかにクリアに、すっきりとしたバイブレーションになるのが分かるのです。
油汚れと一緒で、「浮かせて流す」んですね。(^^)
ワークをしていると、一時嫌な気持ちにはなるけれど、それが悪いわけではないと知っているので、ものごとを深刻に捉えることはなくなります。いつでも、そこには光があると分かるからです。
長くこのワークを実践してくださっている方は、傾向として自分自身に責任を持って感情を受け止めるという意識があり、自分が何に応答すればいいのか、と問う視点をお持ちのように拝見いたします。
人のせいにしない、自分自身を振り返る視点がある方は、パワーゲーム(取引)をしないという意味で変に絡み合うことがないので、接していてとても気持ちのいいものです。そうした素敵な方々と、自分自身に向き合うという深く真摯な歩みをともにさせていただいているのは、本当に有り難いことです。
今でこそ、こんなにも素敵な方々と交流させていただいていますが、私が自分の感情に向き合う前は、今よりもはるかに傲慢で閉鎖的な考えに固執していて、常に自分の苦しみは誰かや何かのせいだと責め、心に怒りと恨みを隠し持っていました。
人付き合いもあまり得意ではなく、学生時代はどうやって人と接したらいいのかよく分からないままに、きっと自覚している以上に周囲の多くの人を傷つけていたと思います。
それからウン十年、ようやく封印してきた感情の扉を開けて取り組み始めたわけですが、最初は手探りで訳も分からないままに内なる衝動に導かれつつ、毎日何時間も自身のあらゆる闇に向き合っていました。
ヒーリングを始めた頃は、そんな苦しい思いをする必要などないし、手っ取り早く簡単に癒せるものだと思っていたので、そんな泥臭い道を行くのは否定派でしたが、じきにそれが違うのではないかと思い始めました。
癒しというものを追究していくと、結局のところ「人間とは何か?」という問いに突き当たらざるを得ないのですね。
「人間という存在を知らずして真の癒しを実現することができるのだろうか?」という問いは、当然のことながら避けては通れない道を私に示しました。人間のあらゆる光と闇の側面を学びなさい、と。
自身の闇の側面を恐れる人が多いのは無理もないことだと思います。けれど、その闇に深く向き合うことで私自身が得たのは、想像もしなかったような愛、鮮烈な光でした。それは多分、光に直接向かうよりもはるかに深く心に刺さる、魂を揺さぶらずにはいられない力でした。
こんな奇蹟が自身のまさに闇の深奥にあるのに、それを恐れて避けるとは、私たちは何と多くの宝を捨てていることかと思わずにはいられません。
それまで、私は自分を守るためにどれだけ鎧を身に付けていたでしょうか。実際、ヒーラー仲間の何人かにリーディングをしてもらって、別々のタイミングで「ハートに鉄板みたいのが入ってる」と言われたことがありました。
確かにそれは私も自覚していて、ハートのワークも随分やったのですが、本格的に感情に向き合うまではどうにもなりませんでした。
それが今では、どんどんハートの感覚がクリアになっているのが分かるのです。特に最近はその変化が大きくて、ハートが拡大して、自分の内側が光の海のように感じることがあります。あんなにどんより重く、「鉄板」が入っていたハートが、こんなにも変わるんですね。
あなたのハートがたとえ今どれほど傷つきボロボロだったとしても、私が感じているこの光は、あなたの中にも生きています。なぜなら、この光は私個人のものではないのが分かるからです。
どうぞ闇を、痛みを恐れないで、今ここに在る光を見てください。
p.s.
明日10月29日の感情解放ワークショップは、まだお席がございますので興味のある方は是非どうぞ。